行ってきました!世界お茶まつり協力ツアー 茶商のシゴト拝見ミニツアー

茶商のシゴト拝見ミニツアー 2010.10.30

本日、最終日!

茶商の技の一端をのぞきに、静岡直撃の台風にも負けず!行ってきました。

あこがれの人?!

休日の静岡茶市場を、増井社長に開けていただき、感謝!DVDと社長のお話で、独自の相対(あいたい)取引のことなど、茶市場のシゴトをお聞きしました。

そして、本日の茶師も昨日に引き続き、茶審査技術10段位の前田文男さんです。

NHK「プロフェッショナル-仕事の流儀」出演とあって、参加者の中からは「お会いできてウレシー!」という声も聞かれました。

前日と同じプログラム、農家さんが茶市場に出荷する「荒茶」と、茶商さんが製茶した「仕上げ茶」の違い、一番茶と二番茶の違いを、実際に茶葉を手に取り、香りを嗅ぎ、確認しました。

静岡県から島田市初倉、静岡市本山(ほんやま)、そして高知県。3種類のお茶の鑑定体験、ブレンド茶体験も盛り上がりました。

3種類のお茶は鑑定の後、しっかり急須で淹れて飲み比べ。それぞれの特徴をつかもうと、皆さん真剣にです。お好みのお茶は、いろいろご意見が分かれました。

最後に、前田さんが3種類のお茶をブレンドして、皆さんで飲んでみました。参加者の方にもいっしょにお茶を淹れていただきましたが、なんと皆さん、日本茶イストラクターとのこと。どうりで手馴れていらっしゃる!

ブレンド茶は3種類がうまく溶け合ったまろやかなお茶に。前田さんは、「いつもやさしいお茶づくりを心がけています」と、話されました。

 

手篩いと焙じ茶

本日は、山梨商店を訪問。

クリ柄の手ぬぐいを頭に巻いた山梨社長が、仕上げ行程である荒茶のふるい分けを、手作業で実演(熱演!)してくれました。

篩(ふるい)の網目の細かさや、同じ篩でも角度によって茶葉をふるい分けられること、分けられた粉や細かい葉、茎などすべての部分がさまざまな製品になり、お茶は捨てるところがないことなどを聞きました。

その後、2グループつに分かれ、一方は山梨社長より、おいしいお茶の見分け方や、家でできる焙じ茶の作り方を伝授していただきました。

もう一方は、焙じ茶の製造作業を見学しました。工場の中は、焙じ茶の香りでいっぱい!製茶機械からザーッという音とともに、炒りたての焙じ茶がでてくる光景はちょっと感動です。

炒りたての焙じ茶をいただきました。香りがいいのはもちろんですが、味も香ばしく「たいへんおいしい」と好評でした。

2つのグループが交代してそれぞれ体験。

いつの間にか、台風も勢力を弱めた模様です。お疲れ様でした!

それぞれの茶商に得意とするお茶、こだわりや信条があり、それぞれが特徴を出し合いながら、日本一の“静岡のお茶”を全国、世界に発信。

まだまだ他の茶商ものぞいてみたくなりましたね!

ご参加 ありがとうございました。