創業明治5年(1872年)、掛川の歴史ある製茶問屋「茶の蔵かねも」。
店頭には、掛川の深蒸し茶や、世界農業遺産に認定された「茶草場農法」でつくられたお茶が並びます。
「お茶を買ってもらうきっかけになれば」と角替(つのがえ)惠子さん。外国人観光客や地域イベントの受入、店舗2階ホールでクラシックコンサートの開催など、お客さんに足を運んでもらえるよう、開かれたお店づくりをしています。将来的にはお店で茶歌舞伎(闘茶)もやりたいと積極的です。
「実はこれ、安政の大地震で崩れた掛川城の瓦なんです。外に瓦屋根もありますよ」
角替さんが見せてくれたお店の入口にある瓦は、なんと1854年当時のもの!また、店舗の裏道は旧東海道で、ここを歩く人もたくさんいるそうです。
通りを進んでみると、常夜燈や七曲(ななまがり)など当時の名残があり、掛川の歴史を身近に感じることができました。
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この情報は、静岡県「茶の都しずおか」における静岡茶ツーリズム等推進システムの構築業務で取材しました。