手揉み茶づくり体験
駿府本山(すんぷほんやま)お茶まつり委員会主催の『お茶づくし体験教室』で、お茶の手揉みを体験しました!
静岡市茶手揉保存会のみなさんを先生に、参加者が班に分かれ焙炉(ほいろ)を囲みます。すべての工程を行うと約4時間ですが、今回は仕上げステップのみ体験。それでも2時間、中腰での作業はなかなかハードです。
仕上げは丸まった葉をまっすぐに整えながら乾燥させていく工程。両手にあふれる茶葉を揉みながら伸ばします。指の腹と掌でふわりと包みながらもキュッキュと揉む。方向変換は手首をこねずに全身を使う。先生の流れるような所作は、見るとやるとで大違いです。
水分の抜け具合を皮膚で感じ取りながら“でんぐり”から“こくり”へと段階をふんで。茶葉の畝を分けるとき、スッと軽く引っ張れるようになり、断面の茶葉がトゲトゲしてきたら、乾燥と葉揃えがうまくできてきた証拠です。
揉んだお茶は昼食の間に乾燥させて、袋に詰めてお土産にいただきました。夜、製茶問屋さんに持参していっしょに飲んでみると、「あー、やっぱり人の香りと味がでているよ」。温めながら何時間も手揉みすると、揉んだ人のうまみ?がお茶に移るらしいのです!
とにもかくにも、ここにしかないお茶の出来上がり。香りもお味も上々でした。
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