お茶ツーリズム実験ツアー IN 静岡市葵区 2009.5.30
※注意:当社企画旅行ではなく、社会実験です。
「お茶のまち 静岡」をめざす静岡市では、日本茶について理解を深め、お茶のファンになってくれる人をふやしていくことを目標に、「お茶ツーリズム」のしくみづくりへの取り組みが始まっています。
今回は、静岡市と市民グループ「(仮称)百年構想くらぶ」、そして(株)そふと研究室が協働して、「静岡 本山茶(ほんやまちゃ)」をテーマに、産地ならではの茶づくり文化を体感するモニターツアーを実施しました。
今回は入門編として、お茶の栽培から飲むまでの道すじを伝えたいと考えました。
ナビゲーターには、美人!日本茶インストラクターの天野幸子さんを起用。各所の専門家と参加者のつなぎ役、静岡茶の基礎講座を担当していただきました。
未知の世界へ!(株)静岡茶市場
増井良夫社長の説明で、静岡独特の「相対(あいたい)取引」を見学。茶商(=製茶問屋)がしている品定め「拝見」も体験させていただきました。
商談に訪れていた山梨商店の山梨宏之さんに、プロの拝見技を伝授していただき、トライ!
初めて知った!静岡茶・基礎講座
一番盛り上がったのは、茶市場で取引された「荒茶(あらちゃ)」と、茶商が製茶した「仕上げ茶」の比較。荒茶からいくつもの行程でふるい分けられた茶葉の部位を並べ、それぞれも飲み比べてみました。「茎茶(くきちゃ)」、「頭柳(あたまやなぎ)」、「浮葉(ふわ)」、「30番下、60番上」…。
農家の縁側、最高!
葵区福田ヶ谷の大塚農園、大塚剛英さん宅は茶畑のすり鉢の底に位置します。せり上がる茶畑と枝垂桜(3月20日頃は見事!)のある庭を眺めながら、縁側でお弁当。お母さん手製のサラダやふきの煮物があっという間になくなります。自園の駿河エレガントのゼリーが涼しかったこと!
静岡バンザイ!の風景
すり鉢のてっぺん辺りの茶畑にお邪魔しました。駿河湾まで見渡せる、天空の茶畑。中に入り込んでの記念写真も笑顔、笑顔。
本山茶のうまみを堪能!
お茶三昧の1日のしめくくりは、プロが淹れた本山茶をじっくり味わう体験。「O-Cha-Café茶空間」は、静岡を中心に全国のお茶を取り揃え、時期や品種、製法を考慮した淹れ方で提供する、本格日本茶喫茶店です。
ホッとしながらも、マスターの淹れ方に見入ったり、注いだ後の茶葉を覗いたり、添えられたお菓子を見比べたり、と、みなさん最後まで精力的に、お茶を探求しました。
モニター参加 9名 ありがとうございました!
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