「NPO法人楽山舎」は、2011年8月に設立。数百年を超える木造建築が残る島田市伊久美二俣地区の活性化に力を注ぎます。ここは静岡の輸出茶産業発祥の地。「その歴史的価値をもっと世の中に広めたい」と、熱く語るのは西野 恭正さんです。
(写真提供:NPO法人楽山舎 西野様)
150年前の茶園でのお茶摘みや山村散策、工場見学、古民家での食事やワークショップをはじめ、季節ごとにバラエティ豊かな自然体験を企画。明治期、外国貿易のために建てられた旧銀行「伊久美銀行」を活用した二俣公会堂や、江戸時代から伝わる古民家など、当時の茶文化を継承する古い建物を巡るうちに、まるでタイムスリップしたような不思議な気分に・・・。
「この集落を歩いてみると、いろんな面白い発見がありますよ。昔と変わらぬ自然の美しさに癒されるという人も多いんです」と西野さん。
今後はツアーの受入をはじめ、フリーマーケットやイベントなども開催し、にぎわいを創出していきたいと意気込んでいます。
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この情報は、静岡県「茶の都しずおか」における静岡茶ツーリズム等推進システムの構築業務で取材しました。