日本のお茶生産量の1%にも満たないと言われ、静岡県内でもたいへん希少なお茶である釜炒り茶。
釜炒り茶とは、生茶葉を鉄釜で炒り、揉みながら乾燥させてつくるお茶のこと。
その数少ないつくり手の一人が、牧之原の柴本俊史(としふみ)さんです。
高校時代に釜炒り茶と出会ったのがきっかけで、放棄畑を借りてお茶づくりにいたったそうです。
「これは、工場の裏で飼っているヤギの天然有機肥料、いわゆる“ヤギ農法”でつくった釜炒り茶です」と柴本さんが淹れてくれたお茶は、すっきりとした味わいながらも、一煎一煎、味と香りの変化が楽しめます。
パッケージにヤギのはんこが押されていたり、裏にメッセージを書いて知り合いに贈ることができたり。お茶の好きな人が増えるようにと、柴本さんの遊び心が満載です。
釜炒り茶づくり体験を毎年するなど、お茶づくりの楽しみを知ってもらうイベントの企画も意欲的です。
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この情報は、静岡県「茶の都しずおか」における静岡茶ツーリズム等推進システムの構築業務で取材しました。