行ってきました!世界お茶まつり協力ツアー 茶商のシゴト拝見ミニツアー

行ってきました!茶商のシゴト拝見ミニツアー 2010.10.28

全国のお茶の集積地、静岡茶市場へ

静岡茶市場では、増井社長に出迎えていただきました。

DVDと社長のお話で、茶市場の歴史や静岡独特の取引「相対(あいたい)売買」について学びました。

参加者からは「実際の取引を見たい!」との声。次回ツアーで、ぜひ!

 茶師って何?

あまり知られていない茶商(製茶問屋)の仕事を、わかりやすく説明するために本日は、全国で5人だけという茶審査技術最高、10段位の鈴木義夫さんが登場!

最高クラスの製茶技術をもつ「茶師」の仕事紹介です。

農家が生の葉っぱを第1次加工した荒茶(あらちゃ)と、茶師が製茶した仕上げ茶を比べてみました。いろいろな長さ、太さの葉や茎、粉が混ざった荒茶と、ツヤがあり、形の揃った仕上げ茶の違いは一目瞭然です。

 

 

いよいよ、お茶の良し悪しをみる茶師の技術、「鑑定」の体験です。

茶葉を茶椀に入れて熱湯を注ぎこみ、水色(すいしょく)や、香り、味を確かめました。香りを嗅ぐとき、プロに倣って網ですくった茶葉を鼻にうんと近づけて、アツッ!

熱湯を注ぐのは、お茶の悪い特徴を出して、その茶葉の癖をみるのだ、と、鈴木さん。

なるほど~。

一番茶と二番茶、浅蒸し茶と深蒸し茶、それぞれの違いを確認しました。

   

茶商を訪問

本日は、静岡茶市場から徒歩1分の茗広茶業にお邪魔しました。

茗広茶業は、従来の煎茶に加え、粉末茶を製造しています。

まずは、社員の市川さんから、粉末加工に使っている「乾式粉砕機」や「気流式滅菌装置」の説明を受け、その後、実際に工場を見学。従来の「お茶やさん」の雰囲気はなく、最新設備を装備した工場にびっくり!

 

できあがった粉末茶を試飲させていただきました。ペットボトルでシェイクするだけで簡単に溶け、喉ごしもたいへんよかったです

「『創造と革新』をキーワードに、お茶の魅力を広げるため様々な商品を開発してきました」。市川さんが言われるとおり、粉末茶を使った食品、お菓子などが多種多様に展示してあります。今日は特別販売していただき、皆さん、いいおみやげができました。

 

農産物であるお茶から、加工製品であるお茶へ。

プロの感性と技、豊かな発想。いつもの1杯のお茶が、また味わい深く感じられそうです。

ご参加ありがとうございました!