中国から持ち帰ったお茶の種を静岡に蒔いた、静岡茶の祖とされる聖一国師(しょういちこくし)生誕の地、栃沢。「山水園」の内野 清己(きよみ)さんは、ここ栃沢で毎年春と秋に茶会を開き、自らが亭主となってお客様をもてなします。
「誰もやらないことをやるって、おもしろいよね」と語る内野さんは、茶会を毎年やると決めてから30年間欠かさず続けてきた信念の持ち主。
その信念は、お茶づくりへのこだわりにも通じています。
手摘み用の茶畑は機械をいっさい使用しない、品評会用のお茶は芽数をできる限り少なくしてよりうまみを引き出すなど、徹底したこだわりです。
聖一国師が開いた京都の東福寺と、栃沢の交流についても聞くことができました。
栃沢の子どもたちが修学旅行で東福寺を訪ね、お茶の挿し木をしたり、内野さんが茶樹の移植に行ったこともあったそうです。
「こういった御縁をきっかけに、東福寺で茶会を開けたら、おもしろいじゃない」と茶目っ気たっぷりに語る内野さんが印象的でした。
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この情報は、静岡県「茶の都しずおか」における静岡茶ツーリズム等推進システムの構築業務で取材しました。