【実施日:2017年10月25日(水)】秋の須走口・小富士ハイキングに行ってきました!
ツアーの日が近づくと、何より気になるのはお天気です。
が・・・
この日は天気予報通り、朝から雨!(T_T)
このお天気で、一体どうすればお客様に楽しんでいただけるのだろうかと悩みながら、集合場所へ向かいました。すると…
まずは出発にあたり「この雨でも行くんですか」と聞く方が誰もいなかったことに
驚きました。さらには「こーんな雨に負けていられないわ。森歩きはね、雨の日がいいのよ。私なんて毎回、屋久島で晴れたことがないのよ」と、満面の笑みをたたえるお客様のパワーにも励まされ。。。
標高2000m、須走口五合目に到着。降りしきる雨の中、行き交う人もなく、静まり返った五合目からハイキングを開始しました。「もしかしたら途中でお天気が回復するかも」という願いも叶わず、富士山を拝むこともできなかったのですが、
木の雫、濡れた落ち葉や足音、森の匂いなど、晴れた日以上に色々なことが繊細に感じられたような気がしました。
「木々が喜んでいた。雨ならではの新しい発見があった」
「大の大人がカッパを着て歩いて、濡れるのも楽しい思い出になった」
「雨の日は雨の味わいがある。ネガティブになることもないと思った」
ほとんどの方が富士山を訪れるのも初めてだったのにもかかわらず、帰りのバスでは思わずホロリとするようなコメントをたくさんいただきました。
そして後日、またこんなお便りも届きました。
「実はあの日隠しておりましたが、私は雨女です。でも、今までの私の雨女人生で一番楽しい雨降りの日になりました。富士山は、私の想像の中でもっと美しく雄大なものとなり、何よりまた行ってみたいと思いました」
冷たい雨と、お客様の温かな言葉が深く身に染みる、忘れられないツアーとなりました。ご参加のみなさま、本当にありがとうございました。
次回はぜひ、晴れた富士山を歩きにいらしてください!!
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